不動産サイトへのスマホデバイスからのアクセスの伸びについて

 

今年の4月にGoogleでは、モバイル対応にしているサイトはモバイル端末(スマホなど)
からの検索の際に検索ランクがあがるアップデートを行いました。
影響があったのはサイト全体の10%~15%程度と言われ、それほど大きな影響はなかった
ようですが、不動産を探すユーザーのスマホからの検索ニーズは年々増えてきているようです。

(株)リクルート住まいカンパニーが「2014年度賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」
首都圏版・関西版の結果を発表しました。
平成26年度に賃貸物件を契約した方を対象に、、平成26年4月1日~平成27年3月31日の
間に賃貸住宅へ入居し、現在も居住している首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)
及び関西圏(大阪府・京都府・兵庫県)の男女を対象として、首都圏では715件、関西圏では
473件の有効回答をまとめたものです。

まず部屋探しに利用した情報源は何かという質問に複数回答で聞いたところ、もっとも多い
のは、「PCサイト」で、首都圏が49.2%、関西圏が44.6%でした。
昨年度の調査では、首都圏が57.1%、関西圏が46.5%となっていたため、減少傾向にある
ことが分かります。

2位は割れます。首都圏の2位は「スマートフォンサイト・アプリ」で、29.9%、関西圏の
2位は、「不動産会社に直接訪問」の33.6%。
3位は上記が逆になり、首都圏「不動産会社に直接訪問」28.7%、関西圏「スマートフォン
サイト・アプリ」となります。

「スマートフォンサイト・アプリ」は、首都圏・関西圏とも、平成24年度(首都圏18.5%、
関西圏12.8%)、平成25年度(同22.7%、21.7%)と連続して増加しています。

実はここが勘違いしやすい設問の仕方ですが、「PCサイト」「スマホサイト・アプリ」と
聞いてますので、けして「パソコン」「スマホ」など、検索をしたデバイス(端末機器)を
聞いているわけでありません。
つまり、部屋探しをしたのは、通常のホームページなのか、それともスマホ用に用意された
サイトやアプリなのかといったところを聞いているわけです。

そうすると、PCからスマホサイトやアプリはあまり見ないとは思いますが、スマホからは
ズームやタップなどしながら「PCサイト」を見ている人はいると思います。
このように端末ベースで考えた場合、非常にスマホからのアクセスは多いのではないかと
いうことが考えられます。

▼2014年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)
http://www.recruit-sumai.co.jp/press/2015/07/2014-2.html
▼2014年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(関西版)
http://www.recruit-sumai.co.jp/press/2015/07/2014-3.html

 

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