被災地支援報告(加須市 騎西高校避難所)

 

東日本大震災および津波により被災された方々と、そのご家族に対して、心からお見舞い申し上げます。

■支援概要につきましては、騎西高校支援ボランティアチラシをご覧ください。(PDFダウンロード)
■前回までの福島いわきでの、支援の様子はこちらをご覧ください。

2013年5月8日に、日本で唯一残る東日本大震災による避難所、加須市騎西高校へ支援ボランティアを行いました。
震災から2年が経とうとしていますが、廃校となったあとの施設に、福島第一原発の事故の影響で、福島県双葉町の一部の方々が、いまだ避難生活を余儀なくされております。

働ける若い世代や、子どもがいる世帯では、近隣のアパートなどの賃貸住宅に移り住んでいるケースがほとんどですが、そうでない高齢者の方たちが残る形となっています。
そのため、当初は1,000人を超える人数が避難をしておりましたが、現在では120名程度になっています。

しかし、2年を超える生活を、学校の冷たい床の上に畳を敷き、段ボールで間仕切りされた状況下で暮らすのは、ストレスや健康面においても良いはずはありません。
双葉町では、議員と町長の対立から起こる町議会のいざこざもあり、行政の部分でもあまり捗りが見えているとは言い難いかもしれません。

今回、そういった状況を踏まえ、地元の日本料理店である、「日本料理 嬉乃」さんのご協力・ご厚意をいただき、炊き出しによる支援ボランティアを行いました。

佐賀県嬉野にて修行を行い、料理長の地元でもある、埼玉県久喜市に店を構え、既に10年以上美味しい日本料理を提供されているお店です。

嬉乃様ご協力のもと、栃木県産筍を使用した、炊き込み飯を避難所の皆様に対し、ご提供させていただきました。

嬉乃さんに早朝から仕込みをしていただき、ご準備いただいた食材を車に乗せ、嬉乃さんの料理長、女将さんを含めた6名にて、騎西高校に向かいました。
既に事前に事務局とのやり取りはしていましたので、ごあいさつに向かうと、避難状況の取材で朝日新聞社の記者の方が訪れておりました。
震災から2年がたち、メディアにもなかなか取り上げられなくなった状況下で、世間から忘れられぬよう、こういった取材の役割はあると思います。

事前に行った事務局の方との打ち合わせでは、すべての避難の方々が来られるかは分からないとのことでしたので、約100食分の食材、飲料等をお持ちいたしました。
料理長自ら、盛り付けをご担当いただき、非常にご好評を頂けたかと思います。

今回の支援を通じ、多くの皆様、事務局の方々に、少しだけでも、ひと時の何かをご提供できたのではないかと思います。

私たちが行うことは、非常に小さな活動です。
ただ、それでもそういった活動にご協力いただき、それを楽しみに待っていて下さる方がいらっしゃいます。

この先も皆様に対し、当社や周囲が行えることがあると思います。
それらを形にできるよう、日々努めて参ります。

【会社概要・お問い合わせ先】
会社名 : 株式会社ReP(英語名: Real estate Partners Inc.)
本社住所: 〒106-0032 東京都港区六本木6-8-10 STEP六本木ビルWEST
TEL : 03-5411-8312

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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