「不動産」の検索数が1年で一番少ない日

 「不動産」というワードでの検索が一年のなかで、もっとも行われない日。
意外ですが、それは「年末年始」です。※下記データの検証日2015年4月8日

上記の数値を見てみると、日本でもっとも「不動産」の検索がされた日である2015年2月15日~21日、
2015年3月1日~7日を100とした場合、2014年12月28日~2015年1月3日の検索指数は45しかなく、圧倒的に少ないです。

その次に少ないのが、8月10日~16日で指数64、3番目に少ないのが5月4日~10日の指数73となります。

年末年始は、休みの方も多いし、実家に帰省したりもして家の購入や引っ越しなどの話題も多くなって、「不動産」での検索も増えてくるんじゃなかろうか・・・などとも思ったりしますが、意外なことに、検索の少ない日の一位,二位,三位が大型連休である、年末年始、お盆、GWとなっています。

マンションや戸建て分譲などの折込広告は、土曜日や休日のたびに良く見かけますが、ことWEBに関しては、もしかすると、年末年始などを気にするよりも、別のタイミングを注視していた方が、マーケティング的には良いのではないかという気にもなってくる数字です。 ちなみに下記にあるとおり、意外なことに、「不動産」で検索する指数の多い都道府県の第一位は、宮崎県となり、その後、熊本→高知→佐賀→島根と続きます。※検証日2015年4月8日



東京はなんと8位。

アクセス解析もそうですが、こういった数字などは、ただ見るだけですと「へぇ~」で終わる数字ではありますが、数字の背景にある事情やニーズを読み解くことで、何かヒントが見えてくる場合もあります。

例えば、上記のような「不動産」というワードを取って考えてみた場合でも、実は東京や首都圏などの都市部よりも、「不動産」というワードをターゲットにしたWEB集客は、地方の方がチャンスは高いのではないかなどの可能性がうかがえます。
(県単位ではなく、市区町村単位での数値だと、一位「千代田区」二位「中央区」三位「目黒区」と続き、上位10位のうち8つが東京23区となりますが、都道府県単位だと東京は8位というのも面白いですね)

地方だからと言って、「自社ホームページなんか別にいらないや」などとしては、実はそこにあるチャンスを逃している場合もあります。

今後不動産業界は、モバイル対応やアプリなどといった新しい媒体への取り組みも必要となることでしょうし、機会ロスとならないよう、ホームページやWEB集客に対して、新規またはリニューアルなどを検討していく意義はあるのではないでしょうか。

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